農工分野を協創した技術により社会的課題を解決する
東京農工大学の卓越大学院プログラムは、農学と工学の協創によって新産業/新分野を創出する博士人材を養成博士人材の養成を目的としています。人工知能や情報制御(AI, IoT)・ロボット・先端計測・モビリティ(自動運転、流通システム)・エネルギー制御等の先端工学技術を農学分野に活かし、ICTと自然共生(水・大気・土壌・気象)に立脚したスマート農業を加速的に実践し、安心安全で独創的な「スマート・フードチェーンシステム」を創出して、ひいては国民幸福度の向上に寄与できるような人材育成が例として挙げられます。また工学技術を農学分野に活かすだけでなく、微生物や植物等の農学分野と工学を協創することで、「生物システムを利用したエネルギー生産や環境浄化システム」を構築することや、獣医学と工学を協創することで「スマート家畜診断システム」を構築することも考えられます。本学では、「新産業創出=農工両分野の尖端研究力の協創による新分野創生」と定義づけ、未来に対する大胆な構想力と段階を踏んだ着実な実行力によりこれを実現できる高度博士人材を養成します。この大学院教育の実現には、産業界がコミットする教育体制が不可欠です。連携機関として企業等が参画することにより新産業創出コンソーシアムを組織し、産官学一体となって人材の育成にあたります。本プログラムには、企業等の国内連携機関11機関ならびに海外連携機関8機関が参画しています。