令和6(2024)年度10月生の募集は締め切りました。
多数のご応募ありがとうございました!
以下の内容は2025年度以降のための参考にしてください。
東京農工大学卓越大学院プログラム(プログラム名:「超スマート社会」を新産業創出とダイバーシティにより牽引する卓越リーダーの養成)では、2024年(令和6年)10月または同年4月に本学修士課程(博士前期課程、専門職学位課程を含む)に入学した学生、ならびに2024年(令和6年)10月に博士課程(博士後期課程を含む)に入学する学生を対象に、プログラム履修生を募集しています。
専門分野の限定はなく、東京農工大学大学院のすべての分野・専攻を対象とします。
東京農工大学は「世界が認知する研究大学へ」という目標を掲げ、農学と工学の高度大学院教育によって新産業創出を担うイノベーションリーダーを養成することに力点を置く理系研究大学として教育研究を推進してきました。本プログラムは農学と工学を基盤とし、「新産業創出=先端研究力による新分野創生」と定義づけ、これを実行し得る「未来に対する大胆な構想力と段階を踏んだ着実な実行力」を持つ卓越した博士人材を育成するため、修士(博士前期)課程から博士(博士後期)課程までの5年一貫教育を行っています。
カリキュラムの第1段階では研究構想力の向上、性別・国籍・専門分野などを超えたチーム形成や、リーダーシップ獲得のためのダイバーシティ理解、国際性の理解や英語ディベート能力の向上を目指しています。第2段階では、プロジェクトの立ち上げ、共同研究体制の構築を目指します。第3段階では、自らの研究の独自性を社会で発揮するための行動計画を立てます。
本プログラムの趣旨を理解し、博士課程への進学にも興味をもつ学生の応募をお待ちしております。
目標とする人材像
- 農学および工学の先端知識や技術の融合・協創により、さまざまな社会課題の解決に挑戦する人材
- イノベーションに必須なダイバーシティ(多様性:性差・国籍・社会経験・考え方など)強化に貢献する人材
- 俯瞰力、独創性、ダイバーシティ理解、国際競争力と高度専門性を備えた卓越リーダー
応募資格
・2024年(令和6年)10月または同年4月に本学大学院修士課程1年次(博士前期課程1年次、専門職学位課程1年次、BASE学府5年一貫制1年次を含む)に入学し、修士号取得後は引き続き本学博士課程又は博士(後期)課程へ進学することにも興味がある学生で、本プログラムの教育・研究理念に合致する目標を持つ方。
・2024年(令和6年)10月に本学大学院博士課程1年次(博士後期課程1年次、共同獣医学4年制博士課程1年次、 BASE学府5年一貫制3年次を含む)に入学し、本プログラムの教育・研究理念に合致する目標を持つ方。
専攻・研究分野・国籍・性別・社会人など、制限はなく広く募集します。
※応募にあたっては、主指導教員の承認を得て、研究内容の確認、及び、面接試験を受験する旨などの連絡を必ず行ってください。また、プログラム学生に採用された場合は、各指導教員へ連絡し、今後の研究計画等について打ち合わせを必ず行ってください。
※最終選考に合格し本プログラムの養成対象者となった学生は、所定の科目を受講し、一定の単位数を取得後に、QE2に合格することで、学位記にプログラム修了が併記されます。
選考基準
1次選抜:書類審査
応募申請書の内容と成績等から総合的に評価する。
提出書類については下記の募集要項を熟読の上、締切厳守で提出すること。
2次選抜:面接
面接審査では以下の内容に関する 8 分間のプレゼンテーションおよび 7 分程度の質疑により、学力・研究能力とともに、本プログラムへの理解と意欲などについて総合的に評価する。
修士の応募者は下記の内容をプレゼンテーションしてください。
・本プログラムへの志望動機
・これまでの研究内容および今後の研究計画の概要
・本プログラムでの学びを踏まえた今後の研究展望
・本プログラムを修了し、学位を取得した後の将来構想
博士の応募者は下記の内容をプレゼンテーションしてください。
・本プログラムへの志望動機
・ダイバーシティ理解に関する自身の考え
・これまでの研究内容および今後の研究計画の概要
・本プログラムでの学びを踏まえた今後の研究展望
・本プログラムを修了し、学位を取得した後の将来構想
採用予定人数: M1:5名程度 D1:若干名
応募・選考スケジュール
学生向け説明・相談会
学生向け説明・相談会:2024年(令和6年)9月11日(水)および12日(木)いずれも 12:10~12:50(オンライン実施)※両日共に内容は同じです
Zoomミーティングに参加する
https://tuat-jp.zoom.us/j/89803454818?pwd=YkNMekVwR3VKay8xZ1Uvc3VoZnY1UT09
ミーティングID: 898 0345 4818
パスコード: 648015
応募・選考スケジュール
公募期間:2024年(令和6年)9月12日(木)~ 9月24日(火)正午(12:00)まで
第一次選考(書面審査)の合格発表:10月3日(木)午後頃
第二次選考(面接審査)の実施日: 10月8日(火)の午前または午後にオンラインで実施します。
場所、時間帯、発表方法などの詳細は、書面審査の合格者へ個別に通知します。
第二次選考(面接審査)の合格発表:10月11日(金)夕方頃
選考結果の開示:Eメールにて連絡します。
(なお、本プログラムの新入生オリエンテーションは、10月15日(火)15:00~17:00に実施します。)
応募方法
Google Form (https://forms.gle/JdwyumaoLPqmQu1q9) にて応募してください。
修士の応募者は、自身の氏名、所属、連絡先の他、指導教員の氏名と連絡先等を記入し、①~④について記述したファイル(ファイル名と本文内に氏名を明記)を PDF に変換後、アップロードしてください。
①本プログラムへの志望動機(600字程度)
② これまでの研究内容および今後の研究計画の概要(600~1000字程度)
③ 本プログラムでの学びを踏まえた今後の研究展望(600字程度)
④ 本プログラムを修了し、学位を取得した後の将来構想(600字程度)
博士の応募者は、自身の氏名、所属、連絡先の他、指導教員の氏名と連絡先等を記入し、①~⑤について記述したファイル(ファイル名と本文の双方に氏名を明記。書式は自由。)をPDFに変換後、アップロードしてください。
① 本プログラムへの志望動機(600 字程度)
② ダイバーシティ理解に関する自身の考え(400字程度)
③ これまでの研究内容および今後の研究計画の概要(600~1000字程度)
④ 本プログラムでの学びを踏まえた今後の研究展望(600字程度)
⑤ 本プログラムを修了し、学位を取得した後の将来構想(600字程度)
また、他大学出身者は最終学歴の成績証明書を出身大学から取り寄せ、必要に応じてスキャンし上記の Google Form にアップロードしてください。成績証明書の準備が間に合わない場合、代替のもの(成績表示画面のスクリーンショットなど)があればそれを提出し、その旨を備考欄にお書きください。
その後証明書が用意できたら、こちらの Google Form (別 URL:https://forms.gle/NrcPKZ4gDBDMWBWf7) にアップロードしてください。
なお、本学学部出身者は、学内の事務にて成績を確認しますので、成績証明書の提出は不要です。
応募方法は、募集要項より詳細をご確認ください。
募集案内のDownload
募集説明会の一部動画 A part of the explanatory session for 2024 Autumn
FAQ
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◆応募について
Q1. 私は2024年4月に大学院に入学しました。2024年10月から卓越大学院プログラムに加わることは可能ですか?
A1. 修士課程の学生であれば応募できます。博士課程学生は2024年10月入学生のみとなります。
Q2. 卓越大学院プログラムに入るのに特別な費用が必要ですか?
A2. 特に費用は掛かりません。
Q3. 修士課程修了後に就職するかどうか迷っています。必ず博士に行くと決めている必要がありますか?
A3. 基本的には博士課程に行く前提になります。ただ、修士1年の時はまだ迷いがあり、将来の進路を様々に考えるのは当然でしょう。卓越に入学後、迷いがあり、修士課程を修了後、他大の博士課程に進学した例もあります。できれば博士課程に進学してほしいですが、皆さんの意志が大事ですので、柔軟に対応します。卓越に入れば、博士課程の学生や留学生との交流があり、分野の垣根を超えた議論ができます。自分の研究だけでなく他の人の研究や、現場の技術開発者や農家の人の話を聞いて、社会でどのようなことが課題になっているか知ることができます。新しい世界が広がるのでお勧めです。
Q4. 出願は、募集説明会に出席すれば完了しますか?
A4. HPにある申請書類を出す必要があります。その後、書類選考と面接が行われます。募集要項をよく確認のうえ、締切日までに応募の申請書類を提出してください。
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◆授業について
Q1. 大学院の通常の授業や研究留学との両立についてお聞きしたいです。そのような活動が卓越大学院プログラムの授業と重なった場合どうなりますか?
A1. 卓越は所属学府での授業・研究に追加して履修するアドオンプログラムですから、基本的には、所属大学院の履修科目や必須活動を優先してください。一方で、卓越でも必修科目がありますので、受講生数にもよりますが、可能なかぎり学生と日程調整をしています。しかしながら、どうしても調整が難しい学生もいますので、そうした場合は、履修年度を再検討いただくほか、補講や代替のレポート等で対応するなど、出来るだけ柔軟な対応を図っています。
Q2. 卓越大学院で履修する授業は、大学院の正規専攻の修了要件にもカウントできますか?
A2. 基本的には、正規専攻とは別のカウントで、それぞれを受講していただきます。ただし、一部の科目は、卓越大学院の要件へ互換できるものがあります。学位記には、正規専攻に加えて卓越大学院修了についても記載されます。
Q3. 博士前期(修士)からこのカリキュラムを受講している人は、P1〜P2の2年間、様々な講義を受講した後、QE1という審査を経て次に進むことになっています。一方、博士課程後期から編入した人は、入学後にP1〜P2の講義を受講することになりますか?
A3. 博士課程後期から編入してくる人達は、QE1審査通過レベルということで編入して頂きます。必要な単位を取得するため、修士の方々と一緒に受講する講義があると思いますが、基本的にはP3〜P5の3年間で必要な単位数を取得するよう、講義を受講していただくことになります。
Q4. 編入した後に、P1〜P2の講義を受講することは可能でしょうか?
A4. 可能です。皆さんの自主的な活動を単位として認める制度もあります。
Q5. 正規専攻において早期修了をすることを計画しています。その場合、卓越大学院の履修はどのようになりますか?
A5. 1年間早めて4年で博士まで修了するなら、卓越大学院も4年の中で修了していただくよう、ぜひがんばってください。
Q6. 私は2024年10月にD1になります。博士課程入学後、1年間の海外留学をしたいと思っています。今から卓越大学院に編入学しても、卓越大学院を修了することはできるでしょうか?
A6. 可能です。海外留学中でも、一部の授業はレポート提出やオンラインで授業に出席するなどの工夫ができるよう対応します。
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◆卓越プログラム全般について
Q1. 産業技術専攻は博士課程を持っていませんが、その場合は卓越大学院プログラムとの関連はどうなりますか?
A1. 産業技術専攻の学生も卓越大学院プログラムで学んでいます。博士課程は指導教員が所属する専攻に進むことになります。
Q2. 研究活動に関して、どのような経済的支援を利用できますか?
A2. 2024年度に限り、主に博士前期課程(修士課程)学生は、リサーチアシスタント経費が、審査の上で活用できます。その他、学内外の経費支援情報を逐次お伝えします。
卓越大学院は、博士後期課程学生対象の未来価値創造研究教育特区(FLOuRISH)と強く連携しておりますが、特区にも経済支援があります。
また、農工大には学術振興会特別研究員への採択を支援する制度があり、卓越大学院はこの制度にも積極的に関わっています。