本プログラムでは「未来に対する大胆な構想力と段階を踏んだ着実な実行力」を獲得するための3段階を設け、科目やプロジェクト、支援を設定しています。

第1段階 P1~P2前半

 1. 現在の科学において、重要であるが未解明なことは何かを理解し、それを解明することによって広い分野に大きなインパクトを与える研究を構想する力を獲得する。
    → 新産業創出概論等

 2. リーダーシップやチーム形成に必要なダイバーシティを理解する。
    → ダイバーシティー・コミュニケーション等

 3. 英語によるディベート力:研究を世界にアピールし、海外の人と共同研究を行うための力を獲得する。
    → 国際交流ワークショップ(海外連携機関との共同授業や海外研修)

第2段階 P2後半~P3

 4. プロジェクトを立ち上げ、共同研究体制を構築し、外部資金を獲得
    → 新産業創出セミナー、ダイバーシティビジネスマネジメント等

第3段階 P4~P5

 5. 自らの研究の独自性を社会で発揮するための行動計画を立てる。
    →   新産業創出プロジェクト特論等

プログラムを修了するためには、各専攻の修了要件の他、卓越大学院プログラムが提供する科目を選択・履修し、Qualifying Examination(QE)に合格することが条件となります。卓越大学院の授業における最低単位数は、修士から参加する「正規生」は最初の2年間で8単位、博士課程での3年間で2単位の合計10単位です。博士1年次からの「編入生」は、3年間で6単位を履修していただきます。QE1は博士前期課程(修士課程)2年次の終わりを基本に、QE2は博士後期課程3年次の終わりを基本に実施します。

 

学生への経済的支援

卓越大学院は、主に博士前期課程(修士課程)学生に対し、リサーチアシスタント(RA)経費や、自身の研究活動経費を、審査の上支給しています、
博士後期課程からは、未来価値創造研究教育特区(FLOuRISH)等学内の奨学金やRA経費、学外の奨学金を多くのプログラム生が獲得しています。
また、研究のための海外旅費、国内旅費、英文校閲費、論文出版費、書籍購入の支援も行っています。
※支援の内容は年度により変動することがあります

プロポーザル型プロジェクト経費支援
自主的に研究の計画を行い、申請課題を実施し、報告することで、プロジェクトの進め方の一連の流れを学べるよう、国内外の学会参加、留学、現地調査、論文投稿、インターンシップ参加などの活動に対して、経費を支援しています。

農工協創・異分野協創プロジェクト支援経費
卓越大学院のテーマの一つである「農工協創」や異分野との協創に学生自身が取り組むプロジェクトを、審査の上で支援しています。

 2021年度農工協創プロジェクト経費支援を行った研究テーマ  

 

 

   2022年度農工協創プロジェクト経費支援を行った研究テーマ 

       

 

  2023年度農工協創・異分野協創プロジェクト経費支援を行った研究テーマ 

   

 

・その他の経費支援制度
上記の支援の他に、大学の制度も活用できます。卓越大学院から随時情報を提供しています。
例えば、以下の制度を用意していますので、是非活用してください。
東京農工大学-海外研究留学プログラム(学部4年生および博士前期課程学生向けの支援)
・博士(後期)課程学生を対象とした海外派遣(詳細については、学内関係者向けSIRIUS全学掲示板を参照のこと)
JASSO 海外留学支援制度(協定派遣)
IAESTE 国際インターンシップ

 

履修案内 (日本語 / 英語

QE基準 (日本語 / 英語